食品偽装問題

山中 敦子

2008年06月27日 15:00

昨今、新聞にていろいろな食の偽装問題がとりあげられ
身近な所では一色産のうなぎ(里帰りうなぎ)問題や、
飛騨牛の問題などがあります。
はっきり言うと、生産者や業者でないとわからない部分も
多々あり、店側として太鼓判押して大丈夫!って言えるのは
本当に極少数と言えるかもしれません。
事実、偽装でなくても冷凍餃子に農薬がかかってるとは
売ってる我々としても思いも寄りませんし…。
実際、製品となってから納入される場合はまず、わからないでしょう…。

では、どうするか?

やはり食品を売っている責任から、
やまのぶでは近年、
産地やメーカーの工場視察にバイヤーたちが
出かけるようになりました。

だからと言って100%安心かと問われれば
なかなか自信を持って首を縦には振れないかも知れません。
もちろん、事前に視察に伺う事は先方に伝えてありますから
お客様が見えることがわかっている奥様と同じ様に
良い所を我々に見せれる様、掃除(見せれないものの片付け)に
余念がない事でしょう。
しかし、百聞は一見にしかずと言います。
見ないより、見た方がわかる事も多いです。
事実、とある大手乳業メーカーさんの工場に
視察に伺ったバイヤーからは、
ほとんど無菌室のような状態で製造されており
製造過程でのチェックは入念で、ほとんど不良品は出ず、
また、万一不良品が発生しても、
それが流通する事は考えられないほど
管理が行き届いてる事の報告を受けた事があります。
こういった事は、ただメーカー側からの話を聞くだけでは
わからない事ですが、実際自分たちの目で確認して
始めて、売る方にも力が入ります。

それに、先に述べたような偽装問題の多い昨今
産地や生産者とのパイプを強め、
うちに向かって流通される商品に万全を期してもらう事も
必要となってきているのです。
北は北海道から南は九州・沖縄までバイヤーたちは
全国を飛び回り、今日もお客様の食卓に安心・安全を届けようと
必死に取り組んでいます。

以前、当社では今話題の飛騨牛偽装の○明さんと取引がありました。
しかし現在は数年前より全く取引をしておりません。

これは、取引業者を選定する上で、ただ安いからいいとか
そんな理由でチョイスするのではなく、より生産者の顔がみえる、
より安心してお客様にご提供できる取引先にシフトしていく事で
当社のモットーである『商品に鮮度と安心を売る店』の実現に
従業員一同、日夜努力を重ねているのです。

現在、安心だからといって数年先もまだ、
そこの取引先が安心だと言い切れる世界ではありません。
事実、新聞紙上をにぎわせている各社であっても、
創業者の想いは、
『はなっから偽装して一儲けしてやる』
なんて考えで起業したところはまず無いといっていいでしょう。
それが世代交代や世の中の流れの中で、
お金の虜となり
『ありもしない儲け』に取り付かれ、
徐々にエスカレートしていったと考えるのが自然でしょう。
そのため、バイヤーたちを先頭に我々、やまのぶメンバーは
常に食品業界において目を光らせ、
お客様に『より』安心して、『より』安全にお使いいただける
食品を探し提供し続けられるよう、今後も精一杯努力していきます!

最後になりましたが、里帰り問題で有名な『一色産のうなぎ』。
当社でも長い間、この『三河一色』産地のうなぎにこだわってきました。
長年のお取引の中で、お互い切磋琢磨しこちらの業者様とは
強力なパイプでお取引させていただいております。
そちらから、一通の証明書が届きましたのでご紹介させていただきます。



現在、全店の『焼魚売場』にて貼りだし中です。
(写真ではお取引先に迷惑がかかるのを恐れ、
お取引先の社名などは切らせていただきましたが、
実際の貼りだしのものには記載されています。)


以上、『商品に鮮度と安心を売る店』
スーパーやまのぶ梅坪店 店長 本田 満(34歳)が
いつになくシリアスにお伝えいたしました!
(オチを期待した方、他の記事でボケますから今回はご勘弁を…。)



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