土用丑

山中 敦子

2008年07月25日 17:33

あ~~~~~~~~~~~~~~~
疲れた~~~~~~~~~~~~~~~~~~。


いきなりで申し訳ございませんが、
早速昨日の土用丑のご報告をさせていただきます。


7月24日(木)土用丑の日。
まず、土用丑について知らない方も多いと思いますので、
これについてご説明をさせていただきます。


これには、『五行説』というものが関係しています。
占いなどで使われるものなんですが

『世の万物は、水、火、木、金、土の5つによってあらわされる』
というのが『五行説』の考え方です。(確か…)
これを季節に当てはめていくと、『木』々が育つ春、『火』のような暑さの夏、
秋は『金』色の落ち葉が舞い落ち、『水』のように澄んだ冷たい冬が来る。
あ、あれ?ひとつ余りましたね…。


そうです『土』が。

もともと4つしかない季節を5つのもので例えるのは無理があったみたいで、
ここからは少々こじつけっぽくなります。
それでは『土』の性質はというと、地球上地面は土で覆われてますから
(海も海底はそうですよね)下を向けば必ず土がある。この性質から、
それぞれの季節が変わる最後の18、19日間を『土用』と呼ぶことにしたのです。
春の季節の終わりは『春土用』、夏の終わりは『夏土用』、
秋は『秋土用』、そして冬は『冬土用』。一年には4回土用が訪れます。
終わりといったのは旧暦の事で、春土用は『立夏』の前、
夏土用は『立秋』の前、というようになっています。


では、『丑の日』は?
カレンダーで昔からあるタイプのものは、
毎日が『子・丑・寅・卯・辰・巳・午・羊…』と
十二支でまわっていくのがわかるとおもいます。
そこで、土用期間中にやって来る『丑の日』の事を『土用丑』といいます。
土用は18~19日間ありますから、その間2回『丑の日』がやって来ると
『土用二の丑』と言ったり、『春土用』などの言葉を耳にした方もいることでしょう。


では、何故『土用丑にうなぎ』?
これには諸説ありますが、一番有力とされているのは
エレキテルで有名な『平賀源内』さんが、
商売のうまくいかないウナギ屋に相談されました。
『丑の日に『う』のつく食べ物を食べると夏バテしない』
という民間伝承にヒントを得た源内は、
ウナギ屋に店先に『本日丑の日』と貼る事をすすめました。
これで商売があたり、ウナギ屋は大行列。
源内の言う事ならと、他のウナギ屋も真似をするようになったそうです。
これが全国に広がり、今のようになっていったと言うのが一般的らしいです。
長くなっちゃったので、報告はこの次の記事をご覧ください。


以上、案外物知りな本田 満(34歳、やまのぶ梅坪店店長)がお伝えしました~!

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